新型ウイルスの影響を受け、様々な催し物の開催中止や、不要不急の移動を自粛せざるを得ない状況が続いています。そのため、お花の需要が落ち込み、お花専門の農家さんたちの経営が苦しい状況にあります。

女農業道が拠点をかまえております愛知県田原市は、お花の生産全国第一位を誇っています。たくさんのお花農家の方が技術を受け継ぎ、研究を重ね、きれいなお花を咲かせておられます。
コロナ過の中でも、みなさまの暮らしの中にお花を飾っていただければ、少しでもお花の農家さんを助けることができるのではないかと考えております。お花をお求めいただける方はこちらのページの一番下の『お花の購入はこちら』より女農業道のオンラインショップをご覧ください。【※キャンペーンは9/30日で終了しました。近日、お花の販売を再開いたしますのでしばらく待ちください。】

お花のまち 田原市

田原市は愛知県の南東部、渥美半島にあります。三河湾と黒潮が流れ込む太平洋に挟まれ、蔵王山や大山には照葉樹の森が広がり、海と山の豊かな自然に恵まれています。

恵まれた温暖な気候を受け、野菜・お花の生産が盛んな農業先進地域として発展してきました。
市町村別農業算出額は平成26年 813億円、平成27年 820億円、平成28年 853億円、平成29年883億円、平成30年 849億円と5年連続で全国1位となっています。(田原市のホームページより)

伊良湖方面を望む(昼) 海に山に田畑が豊かに広がる

お花の中でも特に「キク」の栽培が盛んです。戦後、”電照菊”の技術がもたらされ、その後も研究が重ねられました。”電照菊”とは花芽ができる前の時期に人工的に照明を照らし、日照時間を長くすることで開花時期を遅らせる方法です。この技術の発展に伴い、一年を通して栽培することが可能になり、「キク」の需要が多い、お正月からお彼岸の間にも、全国へ出荷できるようになりました。
”電照菊”の風景は、秋の夜の絶景ポイントのひとつとなっており、この人の営みが織りなす壮大なイルミネーション目当てに、市外から訪れる方もおられます。

伊良湖方面を望む(夜) 電照菊の灯りが美しい

お花の農家さんにお聞きしたところ、冷え込みが厳しくなる11月初旬から温室を防寒用のカーテンなどで覆うため、外に光が漏れにくくなるそうです。灯りが一番美しいのは11月頃までの秋。ぜひ一度、幻想的な景色を眺めにいらしてくださいね。

最近では、エネルギー問題に配慮して、LEDライトを用いて栽培される農家さんもおられるそうです。

田原市では「日本一の花の生産地から、日本一花を贈るまちに!」をスローガンに、様々な取り組みをすすめています。「母の日(5月第2日曜日)」、「いい夫婦の日(11月22日)」、「バレンタイン(2月 14日)」や、誕生日、結婚記念日などにも、花を贈り合う文化を育んでいます。皆さんの日常に「花を贈り合う」ことが根付くような運動を展開しています。

皆さまも大切な方とお花を贈り合ったり、お部屋にお花を飾る生活を始めてみませんか。心まで華やかになり、暮らしに彩が増すことでしょう。

田原市よりお花をお届けします

女農業道ではこれまで、渥美半島で収穫されたお米やお野菜の販売をおこなってまいりましたが、コロナウイルスの影響を受けて困っておられるお花の農家さんや余ってしまっているお花を目の当たりにして、お花の販売をはじめました。

↑2020年5月~9月末までのキャンペーンになります。近日、お花の販売を再開いたしますのでしばらく待ちください。